2022年6月、『オーバーウォッチ2』のXbox版が「日本語非対応」と発表され、ネット上で大きな議論になりました。
PCやPlayStationなどでは日本語に対応する一方、なぜXbox版だけ日本語がないのか。
当時の5ちゃんねるでは「日本市場が軽視されているのでは」「ローカライズの権利関係ではないか」など、さまざまな推測が飛び交いました。
しかし、この「Xbox版は日本語非対応」という情報は正式サービス版ではなく、2022年6月に実施されたPvPベータテストについてのものです。
その後どうなったのか、2026年現在から振り返ります。
2022年6月、Xbox版だけ日本語非対応と発表
Blizzardは2022年6月、第2回『オーバーウォッチ2』PvPベータの実施概要を発表しました。
対象プラットフォームにはPC、Xbox Series X|S、Xbox One、PS5、PS4が含まれていましたが、公式FAQではXboxについて日本語に対応しないことが案内されていました。
これを受け、ネット上ではXbox版の扱いを巡ってさまざまな反応が出ます。
発売はするのにわざわざ日本語省くってどんな理由だよw
これで箱持ちはまた英語が堪能になるな
翻訳くらいすぐできるだろうに
売れてないから重視してないのか
基本無料シューター揃ってるから日本語ないのが嫌なら他のをやればいい
一方、この時点で「これはあくまでベータ版の話ではないか」と冷静に指摘するユーザーもいました。
これはベータ版の話だと思うよ
普通に考えれば製品版ではXboxでも日本語対応するだろう
「スクエニとの契約が原因」などの推測も広がった
当時の議論では、初代『オーバーウォッチ』の日本国内向けパッケージ版をスクウェア・エニックスが販売していたことなどから、ローカライズや契約が関係しているのではないかという推測も多く見られました。
元が国内スクエニパブだから
その絡みっぽいな
オーバーウォッチ1ってスクエニが販売してるのね
この対応納得できるわ
ただし、「特定企業との契約によってXbox版だけ日本語を削除した」といった主張について、今回確認した公式情報から裏付けることはできませんでした。
当時のユーザーによる推測と、確認できる事実は分けて考える必要があります。
実際には「製品版Xboxも日本語非対応」という発表ではなかった
ここで重要なのが、当時発表された対応言語は2022年6月29日から実施されたPvPベータテストについての情報だったことです。
つまり、この時点で「Xbox向け正式サービス版も日本語非対応になる」と確定していたわけではありません。
5ちゃんねるではXbox版そのものが日本語非対応になるかのような受け止め方も広がりましたが、結果を見ると状況は異なりました。
正式サービスは2022年10月にスタート
『オーバーウォッチ2』は2022年10月5日(日本時間)に基本プレイ無料タイトルとして正式サービスを開始しました。
対応プラットフォームにはWindows PC、Xbox Series X|S、Xbox One、PS5、PS4、Nintendo Switchが含まれ、クロスプレイとクロスプログレッションにも対応しました。
そして2026年現在、Xbox日本公式サイトでも『オーバーウォッチ』は国内向けに展開されています。
結果として、2022年に話題になった「Xbox版だけ日本語非対応」という状況を、そのまま正式サービス版の仕様として捉えるのは正確ではありません。
Activision Blizzard買収でXboxとの関係も大きく変化
さらに、その後はゲームを取り巻く企業関係そのものも大きく変わりました。
Microsoftは2023年10月にActivision Blizzardの買収を完了。
これによってBlizzard EntertainmentもMicrosoft Gaming傘下となり、『オーバーウォッチ』とXboxの関係は2022年当時とは大きく変化しています。
現在では対象となるGame Pass会員向けに『オーバーウォッチ』のゲーム内特典も提供されるなど、Xboxとの連携も行われています。
GAME速AI分析:ベータ版の対応言語でもユーザーの印象は決まる
今回の騒動を振り返ると、ポイントは「ベータ版だから正式版とは違う」という事実だけではありません。
ユーザーから見れば、最初に提示された対応言語もそのゲームに対する判断材料になります。
特に同じタイトルの他機種版では日本語が利用できる状況で、Xbox版だけ「日本語非対応」と案内されれば、「正式版も日本語がないのではないか」と受け取るユーザーが出るのは不思議ではありません。
一方で、ベータテストは製品版とは異なる開発途中の環境であり、その時点の仕様がそのまま正式サービスに引き継がれるとは限りません。
今回のケースは、ベータ版の仕様と正式版の仕様を区別することの重要性と同時に、メーカー側が正式サービスに向けた予定をどこまで伝えるかという情報発信の難しさも見える事例だったと言えそうです。
まとめ
2022年6月に話題になった『オーバーウォッチ2』Xbox版の「日本語非対応」は、PvPベータテストについて発表された内容でした。
当時はローカライズ費用や契約関係などさまざまな説が5ちゃんねるで語られましたが、それらの中には公式には確認できない推測も含まれています。
その後『オーバーウォッチ2』は2022年10月にXboxを含む各プラットフォームで正式サービスを開始。
さらにMicrosoftによるActivision Blizzard買収を経て、現在ではXboxとの関係そのものも当時とは大きく変わりました。
数年前のニュースを現在から振り返ると、当時の情報だけでは見えなかった結末が分かる興味深いケースです。
管理人コメント
個人的には、正式版で日本語対応する予定があるなら、そもそもここまで話が広がる前に公式が発表しておけばよかったんじゃないかなと思います。
もちろん、当時のローカライズや販売に関する権利・契約上の事情があった可能性もあるので、簡単に発表できなかったのかもしれません。
ただ、β版が日本語非対応で、その反応を見てから正式版までに日本語を追加する……というのは、開発期間を考えてもさすがに間に合わない気がするんですよね。
まだ正式に決まっていなかったとしても、「今後の日本語対応を検討している」くらい匂わせておくだけでも印象はかなり違ったはず。
その方が「日本語対応するなら正式版やってみようかな」と盛り上がる可能性もありますよね。
逆にβ版で「Xboxだけ日本語ないの? じゃあやらなくていいかな」と離れてしまったら、その時点でせっかく興味を持ってくれたユーザーを逃すことにもなりかねない。
βテストだからこそ、対応言語を含めて正式版でどうなる予定なのか、もう少し分かりやすく伝えてもよかったんじゃないかなと思います。
情報元
Blizzard Entertainment「オーバーウォッチ2 PvPベータ FAQ」
Blizzard Entertainment「オーバーウォッチ2」正式サービス関連情報
Xbox「オーバーウォッチ」
Microsoft「Activision Blizzard買収完了」
引用元:5ちゃんねる
https://krsw.5ch.net/test/read.cgi/ghard/1655436527/



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