現在ではひとつのジャンルとして定着している、Windowsを搭載した携帯型ゲーミングPC。
その中でも2022年に登場した「AYANEO AIR」は、約400gという軽量ボディにWindowsとゲームコントローラーを組み合わせた、当時としてはかなりインパクトのある製品でした。
国内発売が発表された当時、5chではその小ささや携帯性に興味を示す声がある一方、「価格は?」「ゲーミングノートでよくない?」といった疑問も噴出。
あれから携帯ゲーミングPCというジャンル自体も広がった今、当時の反応を振り返ってみます。
約400gのWindows携帯機「AYANEO AIR」
AYANEO AIRの国内発売が発表されたのは2022年7月。当初は約395gという軽さが大きな特徴として紹介されていました。
その後、国内では最軽量モデル約398g、5.5インチのフルHD有機ELディスプレイを搭載する携帯型WindowsゲーミングPCとして発売。
スタンダードモデルにはAMD Ryzen 5 5560U、16GBメモリ、512GB SSDを搭載し、Windows PCでありながら携帯ゲーム機に近いスタイルを実現していました。
2022年9月16日から順次発売され、価格は10万7,800円から。当時としても決して気軽に買える価格ではありませんでした。
5chでは価格を心配する声
国内発売が発表された段階では価格がまだ明らかになっていなかったこともあり、5chではまず「いくらになるのか」を気にする反応が見られました。
「3万円台なら買うよ」
しかしWindowsを搭載した小型PCである以上、一般的な携帯ゲーム機と同じ価格帯を期待するのは難しい製品でもあります。
「5万円でWindowsの軽いゲームができるぐらいで無いと
ノートpcで良いしなあ」
実際に国内販売価格が発表されると最廉価モデルでも10万円を超えており、「携帯できること」にどれだけ価値を感じるかが購入判断を大きく左右する製品となりました。
「ゲーミングノートでよくね?」という疑問
携帯型Windows PCという製品そのものに対して、こんなストレートな反応もありました。
「ゲーミングノートで良くね?(´・ω・`)」
同じWindows PCなら、より大きな画面とキーボードを備えたノートPCの方が使い道は多い。この疑問はもっともです。
一方、AYANEO AIRのような製品が目指しているのは、ノートPCをそのまま小さくすることではありません。
ゲームパッドを本体に一体化し、PCゲームを携帯ゲーム機の感覚で遊べることに価値があります。
実際、当時の5chにもこのスタイルを評価するユーザーがいました。
「単体でサクッと遊べるのが良いのよ」
「UMPCも一個あると便利よ」
性能や価格だけで普通のPCと比較するのではなく、「PCゲームをどこでも遊べる」という使い方に魅力を感じるかどうかで評価が大きく変わる製品だったと言えます。
約400gという軽さは大きな武器だった
AYANEO AIR最大の特徴は、やはり携帯性です。
国内で発売されたスタンダードモデルは約398g。公式サイトでも薄型・軽量を大きな特徴として紹介されていました。
Windows 11を搭載したPCでありながら、一般的なゲーミングノートとはまったく異なる携帯ゲーム機サイズに収めたことは、AYANEO AIRの明確な個性でした。
5.5インチの有機ELディスプレイも採用され、単にPCを小型化するだけではなく「携帯ゲーム機として使うWindows PC」を強く意識した設計になっています。
AYANEO AIRはその後どうなった?
2022年に登場した初代AYANEO AIRはすでに販売を終了していますが、シリーズのコンセプトそのものがそこで終わったわけではありません。
AYANEOはその後もAIR PlusやAIR 1Sなど、薄型・軽量を特徴とする後継製品を展開しています。
つまり2022年当時にはまだ珍しく見えた「WindowsのPCゲームを携帯ゲーム機のように遊ぶ」というスタイルは、一時的なアイデアだけで終わらず、その後も製品が投入され続けるジャンルになりました。
GAME速AI分析
2022年当時の反応を現在から振り返ると興味深いのは、「ゲーミングノートでよくないか」という疑問と「単体でサクッと遊べるのが良い」という評価が同時に存在していたことです。
これは携帯型ゲーミングPCという製品の価値をどこに置くかという、現在にも通じる問題です。
純粋な性能や価格だけで比較すれば、同価格帯のデスクトップPCやゲーミングノートの方が有利になる場合があります。小さな筐体では消費電力や冷却にも制約があり、ディスプレイやコントローラー、バッテリーまでひとつの筐体に収める必要があります。
しかし携帯型ゲーミングPCが提供しているのは、単純な「小さいゲーミングPC」だけではありません。
机に座ってPCを起動するのではなく、携帯ゲーム機を手に取るようにPCゲームを遊べる。その利用スタイルそのものが商品の価値になっています。
そのため「同じ金額ならどちらのPCの性能が高いか」という比較だけでは、このカテゴリーの価値を完全には測れません。
一方で、携帯性を実現するために性能・価格・バッテリー・重量などのバランスを取る必要がある以上、「高価な端末を買って何年間ゲームを遊べるのか」という問題も残ります。
PCゲームはタイトルによって必要とされる性能が大きく異なります。インディーゲームや過去のタイトルを中心に遊ぶ場合と、発売されたばかりの高負荷なゲームを追い続ける場合では、同じ端末でも実用期間の評価は大きく変わるでしょう。
つまり携帯型ゲーミングPCは、据え置きPCやゲーミングノートを完全に置き換えるものというより、「PCゲームを携帯する」という体験にどこまで価値を感じられるかで評価が変わるカテゴリーだと考えられます。
2022年の5chで既に出ていた「高い」「ノートPCでいい」「でも単体ですぐ遊べるのは便利」という意見は、その後も続く携帯型ゲーミングPCのメリットと弱点をかなり早い段階で捉えていたとも言えそうです。
まとめ
2022年に登場したAYANEO AIRは、約398gという軽量ボディにWindows、Ryzen 5 5560U、5.5インチ有機ELディスプレイを搭載した携帯型ゲーミングPCでした。
5chではその携帯性を評価する声がある一方、価格や性能を考えて「ゲーミングノートでよくないか」という疑問も出ていました。
その後もAYANEOは携帯型ゲーミングPCを展開しており、このスタイル自体はひとつの製品カテゴリーとして続いています。
当時のAYANEO AIRを振り返ると、携帯ゲーミングPCの魅力だけでなく、「性能・価格・携帯性のどこを優先するのか」という、このジャンルならではの難しさも見えてきます。
管理人コメント
携帯できるWindowsゲーミングPCという発想自体は面白いと思います。
ただ、私が一番気になるのは「これ、何年戦えるんだ?」というところですね。
携帯性を重視する以上仕方ない部分はあるんでしょうけど、スペックと価格を考えるとどうしても中途半端に感じてしまいます。
PCゲームは年々要求スペックも上がっていくので、せっかく高いお金を出して買っても、数年後には最新ゲームを快適に遊べなくなるんじゃないかという不安が強いです。
もちろん軽めのゲームや少し前のタイトルを遊ぶ用途なら長く使えるでしょうし、寝転がりながらPCゲームを遊べるのはかなり魅力的なんですけどね。
でも、それなりの性能を求めると価格も上がる。
結局「この値段を出すなら普通のゲーミングPCやゲーム機でもいいんじゃ?」という考えが出てきてしまいます。
そして何より、今の携帯ゲーミングPCの値段を見ると……高くて買えません!(笑)


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