2023年11月17日に発売された『ペルソナ5 タクティカ』。
『ペルソナ5』の心の怪盗団を主人公にしながら、シリーズおなじみの「1MORE」や総攻撃をシミュレーションRPGへ落とし込んだ異色のスピンオフ作品です。
ところが発売直前、海外レビューの集計結果が70点台だったことから、5chでは「微妙なのでは?」「外伝ならこんなものでは?」と評価を巡って議論になっていました。
あれから約3年。実際に発売され、ユーザーが遊んだ後の評価はどうなったのでしょうか。
当時の反応と現在の評価を振り返ります。
『ペルソナ5 タクティカ』はどんなゲームだった?
『ペルソナ5 タクティカ』は、アトラスが2023年11月17日に発売したシミュレーションRPGです。
Xbox Series X|S、Xbox One、Windows、PS5、PS4、Nintendo Switch、Steamで発売され、Xbox Game Passにも発売初日から対応しました。
通常の『ペルソナ5』とは戦闘システムが大きく異なり、3人のキャラクターを操作してフィールド上で位置取りを行い、遮蔽物や敵の配置を考えながら戦います。
その一方で、敵をダウンさせて追加行動を得る「1MORE」や、条件を満たした敵を仲間3人で囲んで発動する「TRIBANGLE」といった、『ペルソナ5』らしい要素もシミュレーションRPG向けにアレンジされています。
つまり単純な『ペルソナ5』の外伝ではなく、怪盗団のシステムをタクティカルバトルへ持ち込んだ作品でした。
発売直前、メタスコア70点台に5chが反応
発売直前の2023年11月15日、Metacriticの評価をきっかけに5chでスレッドが立ちました。
当時のスレではスコアそのものを問題視する声がある一方、「外伝作品なら十分ではないか」「実際に遊んでみないと分からない」といった意見も出ています。
「みんな数字気にしすぎじゃない? 自分が遊んで楽しいかどうかが大事でしょ?」
点数だけでゲームを判断することへの疑問が出る一方、シミュレーションRPGというジャンルそのものについて考えるユーザーも。
「シミュRPGっていつもこんな感じだっけ?」
逆に、70点台という評価なら外伝作品としてそれほど悪くないという声もありました。
「外伝で78点なら大体良ゲーやろ」
「ゲームパスだから?」という議論も
当時のスレで目立つのが、Xbox Game Passへの発売初日からの対応と評価を結び付ける反応です。
「ゲームパス入りしてると開発者は面白いゲーム作る気なくなるのかな?」
しかし、『ペルソナ5 タクティカ』はGame Passだけの作品ではありません。
PS5、PS4、Nintendo Switch、Steamなどでも同時発売されたマルチプラットフォーム作品であり、Game Passへの対応そのものとゲームの評価に因果関係があることを示す根拠はありません。
スレ内でも、Game Passユーザーへの反発ではないかと見る声や、実際のゲーム内容を評価すべきだという意見が入り混じっていました。
「いつまでP5を使うの?」という声
もう一つ、当時から指摘されていたのが『ペルソナ5』の派生作品の多さです。
「いつまでP5擦ってんだ?これだと思うけど」
『ペルソナ5』は本編だけでなく、『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』など、さまざまな派生作品が展開されてきました。
一方で、派生作品そのものを評価するユーザーもいます。
「スクランブルはガチの神ゲー」
同じ『ペルソナ5』のキャラクターを使っていてもゲームジャンルは大きく異なるため、「P5の新作」として見るか、「別ジャンルのスピンオフ」として見るかでも評価が分かれやすい作品だったと言えそうです。
タクティカルRPG化そのものには賛否
『ペルソナ5 タクティカ』では、通常のコマンドRPGからシミュレーションRPGへ大きくゲーム性が変更されています。
この点について、発売前から好意的な反応もありました。
「ちゃんとone moreや総攻撃をSRPGにも落とし込んでいるのも良い感じ」
一方、シミュレーションRPGでは位置取りや敵との距離、遮蔽物などを考えながら操作する必要があり、通常の『ペルソナ』とはプレイ感覚が大きく異なります。
「SLGにするとテンポ悪くなるからな」
このジャンル変更こそが、本作の特徴であると同時に、人によって好みが大きく分かれるポイントになりました。
発売から約3年、評価はどうなった?
発売前は70点台という評価を巡ってさまざまな意見が出ていましたが、その後ゲームは予定通り発売され、多くのユーザーが実際にプレイしました。
Steamのユーザーレビューを見ると、2026年9月時点でも評価は「やや好評」の範囲となっています。
つまり、発売前に一部で心配されたような「完全な失敗作」という評価に落ち着いたわけではありません。
その一方で、『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』のように幅広いユーザーから非常に高い支持を集める作品になったとも言いにくく、発売前から見られた「好みが分かれそう」という見方は、結果的にも本作の特徴をよく表していたと言えそうです。
GAME速AI分析
『ペルソナ5 タクティカ』の評価を考える際、単純にレビュー点数だけを見るより、「誰に向けたゲームだったのか」を考える必要があります。
本作は『ペルソナ5』のキャラクターを使った作品でありながら、ゲームジャンルそのものをシミュレーションRPGへ変更しています。
そのため、『ペルソナ5』の物語やキャラクターが好きなユーザーと、タクティカルRPGが好きなユーザーという、二つの層を同時に満足させる必要がありました。
この組み合わせは強みになる一方、どちらか片方しか求めていないプレイヤーには噛み合わない可能性があります。
特に『ペルソナ』シリーズの通常戦闘でも、弱点属性、スキル、ペルソナの構成などを考える要素があります。そこへさらに位置取りや遮蔽物といった戦術要素を加えることで、考えることが増える点を「奥深い」と感じるか「煩雑」と感じるかで評価は大きく変わります。
また、『ペルソナ5』が長期間にわたって派生展開を続けてきたことも、本作への反応に影響したと考えられます。
好きなキャラクターで別ジャンルを遊べることを歓迎するユーザーがいる一方、新しいナンバリング作品を待っているユーザーにとっては「またP5なのか」という印象になりやすいからです。
発売前の70点台という評価と、その後のユーザーレビューを合わせて見ると、『ペルソナ5 タクティカ』は明確な失敗作というより、ジャンル変更によって遊ぶ人を選びやすくなったスピンオフ作品と見るのが適切でしょう。
まとめ
2023年の発売直前、『ペルソナ5 タクティカ』は海外レビューの70点台という評価をきっかけに5chで議論になりました。
しかし当時から「外伝なら十分」「点数より自分が楽しめるかが重要」という意見もあり、評価は一枚岩ではありませんでした。
発売後のユーザーレビューも極端な低評価にはなっておらず、本作の評価を左右した大きなポイントは、やはり『ペルソナ5』とタクティカルRPGの組み合わせが自分に合うかどうかだったと言えそうです。
そしてもう一つ、発売前から出ていた「いつまでP5を使うのか」という声。
ゲームそのものの評価とは別に、『ペルソナ5』の長期にわたる派生展開をどう受け止めるかも、本作への反応を分けた要因の一つでしょう。
管理人コメント
私は実際にプレイしたんですが、これは合わなかったですね。
そもそも『ペルソナ』や『メガテン』って、弱点や属性、スキル構成なんかを考える必要があって、戦闘を完全に脳死で進められるゲームじゃないと思うんですよ。
そこにさらに位置取りや遮蔽物といったタクティクス要素まで加わるので、私の場合は「戦略性が増して面白い!」より先に「めんどくさすぎる!」が来てしまいましたw
これはゲームの出来が悪いというより、完全に好みの問題ですね。タクティカルRPGが好きな人なら、むしろこの部分が面白さになるんだと思います。
あとスレにもありますけど、「いつまでP5使ってんだよ」という気持ちもちょっとあります。
『ペルソナ5』自体は人気作なのは分かるんですが、これだけ長く派生作品が続くと、そろそろ次のナンバリングを見たいなーという気持ちの方が強くなりますね。
情報元
セガ – 『ペルソナ5 タクティカ』製品情報
セガ – 『ペルソナ5 タクティカ』発売情報
『ペルソナ5 タクティカ』公式サイト
Metacritic – Persona 5 Tactica
Steam – Persona 5 Tactica
5ch – 元スレッド


コメント