ゲームフリークが手掛ける完全新作アクションRPG『Beast of Reincarnation』のSteam同時接続者数を巡り、5chで議論になっています。
『ポケットモンスター』シリーズの開発で知られるゲームフリークによる新規IPということで発売前から注目された作品ですが、発売後にSteamの同時接続者数が約500人まで減少したことから、「少なすぎるのではないか」という声が上がりました。
ただし、本作はSteamだけで展開されているゲームではありません。PS5、Xbox Series X|S、PCで発売され、Xbox Game Passでは発売初日から提供されています。
そのため、Steamの同接だけを見て作品全体のプレイヤー数や成否を判断できるのかという点には注意が必要です。
『Beast of Reincarnation』とは?
『Beast of Reincarnation』は、ゲームフリークが開発するアクションRPGです。
ポケモンとは異なる世界観とゲームシステムを持つ完全新作で、2026年8月4日にPS5、Xbox Series X|S、PC向けに発売されました。
さらにXboxおよびPCではGame Passのデイワンタイトルとして提供されています。
ゲームフリークの新規IPということで注目された一方、発売後のSteamにおけるプレイヤー数を巡って5chで議論が起こりました。
Steam同接約500人を巡って5chで議論
元記事が話題になった時点では、Steam上の同時接続者数が約500人まで減少していたことから、その数字を厳しく見るユーザーがいました。
「インディーでもない有名メーカーの作品が発売1週間で同接500は流石に危機感持たないとダメだろ」
ゲームフリークという知名度の高い開発会社による新作であることを考えれば、Steam上の数字としては物足りないのではないか、という見方です。
一方で、本作が基本的に一人で遊ぶタイプのゲームであることから、同時接続者数が長期間維持されるゲームではないという意見もありました。
「まぁ周回するようなゲームじゃないししゃーない」
「一人用のゲームならそんなもんでしょ」
オンライン対戦ゲームやライブサービス型タイトルとは違い、クリア後も継続的にログインする必要がない作品では、発売直後から同接が減少していくこと自体は珍しくありません。
「Game Passで遊んだ」という5ch民も
そして今回、Steamの数字を評価するうえで無視できないのがGame Passです。
5chの反応の中にも、実際にSteamではなくGame Passを利用したというユーザーがいました。
「ゲーパスでやった」
これは今回の記事を考えるうえでかなり重要なポイントです。
Game Pass加入者であれば、対象プランでは別途Steam版を購入しなくても本作を遊べます。
そのためPCで本作をプレイしているユーザーであっても、必ずSteamの同時接続者数にカウントされるわけではありません。
もちろん、Game PassがあるからSteam上の数字が少なくても問題ない、と単純に結論づけることもできません。
しかし少なくとも「Steam同接500人=作品全体で500人程度しか遊んでいない」と解釈するのは誤りです。
Steamピークは約2000人
SteamChartsで確認できるSteam版の歴代ピーク同時接続者数は約2000人です。
旧記事の5chレスには「最高同接でも1.5万」とする書き込みもありましたが、現在確認できるSteamのデータとは一致しないため、この記事では事実として扱いません。
一方、ゲームフリークという開発会社の知名度を考えれば、「Steamだけを見ても発売直後の勢いはもっと大きいと思っていた」という印象を持つ人がいるのも理解できます。
重要なのは、この数字が示しているのはあくまでSteam上で同時にプレイしていた人数であり、PS5、Xbox、Game Passを含む作品全体のプレイヤー数ではないということです。
「ゲームフリーク新作」はどこまでブランドになる?
今回もうひとつ興味深いのが、「ゲームフリークの完全新作」という売り文句がどこまで一般ユーザーに届くのかという点です。
ゲームフリークは『ポケットモンスター』シリーズの開発会社としてゲームファンには広く知られています。
しかし、ポケモンというブランドそのものの知名度と、ゲームフリークという会社名の知名度は必ずしも同じではありません。
普段からゲームニュースを追っているユーザーなら「ポケモンを作っている会社の完全新作」というだけで興味を持つ可能性があります。
一方、開発会社まで意識せずゲームを遊んでいる層にとっては、それだけで購入やプレイを決めるほど強い訴求材料にならない可能性もあります。
GAME速AI分析
今回のSteam同接を評価する場合、「約500人」という数字だけを見るのではなく、販売形態とゲームの性質を分けて考える必要があります。
第一に、本作はGame Passデイワンタイトルです。
Steamでゲームを購入する代わりにGame Passを利用するユーザーが存在する以上、Steamだけの同接は作品全体の利用状況を示す数字にはなりません。
第二に、『Beast of Reincarnation』はオンライン対戦やライブサービスを中心としたタイトルではなく、一人用のアクションRPGです。
こうした作品では、発売日に遊び始めたユーザーがクリアして離れていくため、同接が減少すること自体は自然です。そのため、発売後の同接維持率をオンラインゲームと同じ基準で比較するのも適切ではありません。
ただし、それとは別にSteamでのピークが約2000人だったという数字は、「ゲームフリークの完全新作」という事前の注目度から想像された規模と比較してどうだったのか、という議論の材料にはなります。
ここには新規IP特有の難しさもあります。
『ポケットモンスター』は世界的に知られたブランドですが、その知名度がそのまま「ゲームフリークが作る別のゲーム」へ移転するとは限りません。
開発会社の名前を重視するコアなゲームファンには強い訴求力があっても、より広いユーザー層にはゲームそのもののキャラクター、世界観、ゲームプレイなどから興味を持ってもらう必要があります。
さらにGame Passデイワンという販売方法は、遊び始めるハードルを下げる一方で、Steamの販売本数や同接だけから作品の規模を推測することを難しくします。
サブスクリプションサービスが定着した現在では、「Steam同接が少ない=失敗」という従来型の見方だけでは、ゲームの実際の利用状況を捉えにくくなっていると言えるでしょう。
『Beast of Reincarnation』の場合、Steamの数字が大ヒットを示しているとは言いにくい一方、それだけを根拠に作品全体を「爆死」と断定することもできません。
本当の評価には、各プラットフォームでの販売状況やGame Passでの利用状況、そして長期的なプレイヤー評価など、より広い情報が必要です。
まとめ
『Beast of Reincarnation』は、ゲームフリークが手掛ける完全新作として注目された一方、発売後にSteam同接が約500人まで減少したことで5chで議論になりました。
Steam上のピーク同接は約2000人で、ゲームフリークの新作としては物足りないと感じるユーザーがいる一方、一人用ゲームであることから同接の減少を問題視しない意見もあります。
さらに本作はGame Passデイワンタイトルであり、5chにも実際にGame Passで遊んだというユーザーがいました。
Steamの数字はひとつの指標として参考になりますが、PS5やXbox、Game Passまで含めた作品全体の人気や商業的な成否をSteam同接だけから判断することはできません。
今回の話題は、サブスクリプション時代にゲームの「売れた・売れなかった」を外部から判断することが以前より難しくなっていることを示す一例なのかもしれません。
管理人コメント
『Beast of Reincarnation』は、ポケモンを開発しているゲームフリークの新作ということで、もちろん知っていました。Game Passのデイワンタイトルなのも知っていたので、発表されたときから気にはなっていた作品です。
ただ、発売前はちょっと期待値が高くなりすぎていたのかな?とも思います。
ゲーマーなら「ゲームフリークの完全新作」と聞けば、「ポケモンを作っている会社が別のゲームを作るのか」と興味を持つと思います。
でも、普段そこまでゲーム業界を追っていない人からすれば、「ポケモンの開発会社はどこ?」なんてそもそも気にしていないでしょうし、「ゲームフリーク新作!」と言われても、それだけではピンとこなかった人も多かったんじゃないでしょうか。
それに今回はGame Passデイワンなので、Steamの同接だけを見て作品全体の人気を判断するのも難しいですよね。実際、私が遊ぶとしてもGame Passが選択肢に入ります。
私自身は今も興味はあるんですが、「今すぐやりたい!」というところまではいかなくて、「そのうちやろうかな」くらいなんですよね。
もしかすると、この「気にはなるけど今すぐ遊ぶほどではない」という立ち位置の人が多かったとしたら、発売直後の勢いにも影響したのかもしれません。



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