「Xboxを象徴する『Halo』がPlayStationに出る」――。
数年前なら冗談のようにも聞こえた話が、本当に現実になりました。
2024年10月、Halo Studios(当時343 Industries)が『Halo』シリーズの開発環境を独自のSlipspace EngineからUnreal Engine 5へ移行すると発表したことで、「PS5版も作りやすくなるのではないか」と海外メディアや技術専門家の間で話題になりました。
当時の5chでは「希望的憶測では?」という声もあれば、「Haloのユーザーが増えるならマルチ展開してほしい」という意見もあり、議論は真っ二つ。
それから約2年。2026年現在、その答えはすでに出ています。
初代『Halo: Combat Evolved』をUnreal Engine 5で再構築した『Halo: Campaign Evolved』が、XboxやPCだけでなくPlayStation 5でも発売されました。
2024年、「UE5ならPS5版も作りやすい」と話題に
きっかけとなったのは、Halo Studiosがシリーズの開発環境をUnreal Engine 5へ移行すると発表したことでした。
それまで『Halo Infinite』などでは独自のSlipspace Engineが使われていましたが、今後のHalo作品では広くゲーム業界で採用されているUnreal Engineを利用する方針へ転換。
これについてDigital FoundryのRichard Leadbetter氏は、独自エンジンを使う場合と比較して、Unreal Engine 5への移行によってマルチプラットフォームへの展開が容易になる可能性を指摘しました。
当時はMicrosoftが『Sea of Thieves』『Grounded』など、それまでXbox中心だったタイトルをPlayStationにも展開し始めていた時期でもあります。
そのため「次はいよいよHaloなのでは?」という憶測が一気に広がりました。
5ch「HALOまでPSに出たら本気の終わり」
Xboxを代表するシリーズだけに、5chでも反応は大きく分かれました。
「どうなるだろうこれからのXBOXは」
「HALOとギアーズとフォルツァがPSで出るようになったら本気の終わり」
Haloは初代Xboxの時代からMicrosoftのゲーム事業を象徴してきたシリーズです。
そのためPlayStationへの展開を、単なる対応機種の追加ではなく「Xbox独占タイトルという考え方そのものが変わる出来事」と受け止めるユーザーもいました。
一方で、そもそもPS5版の存在自体を疑う声もありました。
「希望的憶測ってやつだろ 自分が買ってない陣営の物をハードを買わずに遊びたいという願望」
2024年10月時点では、実際にPS5版『Halo』が正式発表されていたわけではありません。
あくまでUE5への移行やMicrosoftのマルチプラットフォーム戦略などから、「実現しやすくなったのではないか」と分析されていた段階でした。
一方で「マルチ展開は賛成」の声も
Xboxの象徴的タイトルを他社ハードへ出すことに抵抗を感じる人がいる一方、プレイヤー人口が増えることを歓迎する意見もありました。
「halo の1強時代と違ってライバル多いし マルチ展開は賛成かな。 お金集まればその分追加コンテンツも 作ってくれるやろ」
「いろんなハードでいろんなゲームが遊べるのが一番いいしマルチ展開はいいことだよね」
特に印象的なのが、日本のHaloファンについて書かれたレスです。
「海外は知らんが 日本のHaloファンはプラットフォームの拡大を滅茶苦茶願ってるんだよな とにかくHaloユーザーが増えるのならPSだろうがswitchだろうが何だろうが出してくれって感じ」
シリーズを長く存続させることを考えれば、遊べるユーザーを増やす方がいいという考え方です。
そして2025年、本当にPS5版Haloが発表
2024年にはまだ憶測だった話が、大きく動いたのは2025年10月でした。
Halo Studiosは初代『Halo: Combat Evolved』のキャンペーンを全面的に作り直す『Halo: Campaign Evolved』を正式発表。
対応プラットフォームとしてXbox Series X|S、PC、Steamと並んで、PlayStation 5が明記されました。
しかも本作は単なる高解像度化ではありません。
Unreal Engine 5を使用して初代Haloのキャンペーンを再構築し、4Kビジュアル、アニメーションの刷新、音楽や音声の再制作、後のシリーズ作品から登場する武器や乗り物などを追加。
さらに新規ストーリーとして、3つのミッションからなる「Operation: METEORITE」も収録されました。
2024年に「UE5へ移行すればPS5への展開も容易になる」と分析されていたHaloが、実際にUE5で作られ、PS5にも登場することになったわけです。
2026年7月29日、PS5版Haloが現実に
『Halo: Campaign Evolved』は2026年7月29日、日本を含むアジア地域で正式発売されました。
対応プラットフォームはXbox Series X|S、Windows PC、Steam、PlayStation 5。
さらにXbox、Windows PC、Steam、PS5間でクロスプレイとクロスプログレッションにも対応しています。
つまりPS5ユーザーとXboxユーザーが同じHaloを一緒に遊べるところまでプラットフォームの壁が低くなりました。
もちろんXbox側ではGame Pass UltimateやPC Game Passの発売初日提供、Xbox Play AnywhereなどMicrosoftのサービスを利用するメリットも用意されています。
しかし「HaloはXboxでしか遊べない」というシリーズの常識が崩れたことは、大きな変化と言えるでしょう。
2024年の5chを読み返すと面白い
ここで改めて2024年のレスを見ると、現在ではかなり違った意味に見えてきます。
「HALO…うーん、どういう判断するんだろ。」
その答えは、PS5にも出すという判断でした。
そして、こんなレスもありました。
「この理屈なら ギアーズの方が先にマルチになってないとおかしいんだがなw」
当時は「本当にHaloまでマルチになるのか」という疑問が強かったことがうかがえます。
2024年には噂や技術的な可能性として語られていた話が、わずか2年ほどで実際の商品としてPS5ユーザーの手元に届いたことになります。
GAME速AI分析
『Halo: Campaign Evolved』のPS5展開で重要なのは、単に「MicrosoftがPlayStationへゲームを1本出した」ということだけではありません。
Haloは2001年の初代Xboxから続く、Microsoftのコンソール事業を象徴するIPのひとつです。
かつてゲーム機ビジネスでは、有力な独占タイトルを用意することがハードを購入してもらう大きな理由になっていました。
しかし現在のMicrosoftは、XboxコンソールだけでなくWindows PC、クラウド、Game Passなど複数の場所でゲームやサービスを提供しています。
その環境では「Xbox本体を売るためにゲームを独占する」という価値と、「より多くのプラットフォームへゲームを販売してIPやサービスの利用者を増やす」という価値を比較する必要があります。
HaloのPS5展開は、後者の考え方がXboxを代表するIPにまで及んだ象徴的な事例と見ることができます。
ただし、これはXboxハードの存在意義がなくなったことを意味するわけではありません。
Game Pass、Xbox Play Anywhere、PCとの連携、クラウド、コンソールとしての手軽さなど、Xboxという環境を選ぶ理由は独占タイトル以外にもあります。
一方で、MicrosoftタイトルをPCでも遊べるユーザーにとっては、「そのゲームを遊ぶためにXbox本体を買う」という動機が以前より弱くなっていることも考えられます。
HaloのPS5展開は、ゲーム機そのものを中心に考える従来型のプラットフォーム戦略から、ゲーム・サービス・IPを複数のデバイスへ広げる戦略への変化を考えるうえで、非常に分かりやすい出来事と言えそうです。
まとめ
2024年、Halo StudiosがUnreal Engine 5への移行を発表したことで、「HaloもPS5へ展開しやすくなるのではないか」と話題になりました。
当時の5chでは「希望的憶測」と見る人もいれば、ユーザー増加を期待してマルチプラットフォーム化を歓迎する人もいました。
そして2025年、『Halo: Campaign Evolved』のPS5版が正式発表。
2026年7月29日には実際に発売され、Xbox、PC、Steam、PS5間でのクロスプレイ・クロスプログレッションまで実現しました。
「HaloがPlayStationに出るかもしれない」と噂されていた2024年から約2年。
当時は大胆に見えた予想が、本当に現実になりました。
管理人コメント
私は正直、今の時点ですでに「Xbox本体をわざわざ買う必要ってあるのかな?」と思っています。
特にPCユーザーからすると、Game PassはPCでも利用できますし、MicrosoftのゲームもPCで遊べるものが多い。そうなると、Xbox本体を買わなければ遊べないという状況ではなくなっているんですよね。
だったらMicrosoftが『Halo』のようなタイトルをPS5にも出して、さらに多くのユーザーへ販売するのはメリットが大きいんじゃないかと思います。
もちろんXboxというハードそのものに魅力を感じている人もいるでしょうし、家庭用ゲーム機として手軽に遊べるメリットもあります。
ただ私みたいなPCユーザーからすると、「PCでGame Passも使えるし、Microsoftタイトルも遊べるならXbox本体は必要ないかな」というのが正直なところです。
そう考えると、HaloのPS5展開も意外というより、Microsoftが今の環境に合わせて販売先を広げていると考えれば納得できますね。
情報元
IGN – HaloのUnreal Engine 5移行とマルチプラットフォーム展開について
Xbox Wire – 『Halo: Campaign Evolved』正式発表
Xbox Wire – 『Halo: Campaign Evolved』発売日・対応プラットフォーム
Halo公式 – 『Halo: Campaign Evolved』Community Q&A
5ch – 元スレッド


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