PS5向けアクションゲーム『Marvel’s Wolverine』のあるプレイシーンが、SNSや掲示板で注目を集めています。
話題になったのは、ウルヴァリンことローガンがバイクで追跡するシーン。プレイヤーがほとんど操作しなくてもバイクが前進し、車などに衝突しても進行が大きく止まらず、最終的に次のシーンまで到達する様子が確認されています。
さらに本作では、QTE(クイックタイムイベント)についても「ボタンを押さなくても進行する場面がある」として話題になっています。
一見すると充実したアクセシビリティ機能によるものにも見えますが、公式に発表されているアシスト機能と、今回話題になっている挙動は必ずしも同じものとは限りません。
『Marvel’s Wolverine』のバイク追跡が話題に
注目を集めているのは、ローガンがバイクに乗ってターゲットを追跡する場面です。
公開されたプレイ映像では、バイクは前方へ進み続け、障害物や車に衝突しても大きく進行が止まらず、再び進むべき方向へ向かうような挙動を見せています。
このためSNSや掲示板では、「プレイヤーが操作しなくてもクリアできるのではないか」と驚きの声が上がりました。
ただし、これは『Marvel’s Wolverine』全体が自動で進行するという意味ではありません。通常の戦闘などでは、敵への攻撃や回避などプレイヤーによる操作が必要です。
5chでは「介護されすぎ」と驚きの声
5chでは、アクションゲームとしてプレイヤーの操作がどこまで必要なのかという点を疑問視する声が目立ちました。
「ムービーゲーより酷いだろこれ
やってる感ゲーだわ」
「映画のような派手なアクションがあるわけでもなく普通に追跡してるだけなのが酷い」
「計算されたコース…という訳でもなく障害物に当たって弾かれても進むべき方向に向く仕様っぽいな
ユーザーが介護されすぎだろw」
特に批判されているのは、単に操作が簡単というだけではなく、「失敗しそうな操作をしてもゲーム側が進行を維持しているように見える」という点です。
一方で、この挙動をアクセシビリティや初心者向けのアシスト機能ではないかと考える声もあります。
「最初は壁に当たってるけど途中からアシスト入ってない?
下手な人のための機能でしょ」
「ユーザビリティの一種でしょ」
「これってそういう設定とかじゃなくて?
アンチャーテッドにもあったじゃん視覚障害あってもプレイできる設定みたいなの」
実際、『Marvel’s Wolverine』には多数のアクセシビリティ機能が用意されています。
QTE自動完了や追跡アシストは実際に存在する
開発元Insomniac Gamesが公開している公式情報によると、本作には「QTE Auto Completion」「Traversal Assist」「Chase Assist」「Navigation Assist」など、多数のゲームプレイ補助機能が実装されています。
QTE Auto Completionを有効にするとQTEを自動的に完了でき、Traversal Assistでは移動時の一部操作を補助できます。またChase Assistは、追跡シーンでターゲットを追いやすくするための機能です。
ゲーム全体の速度を変更する機能もあり、アクションが苦手なプレイヤーや、視覚・運動面でサポートを必要とするプレイヤーでも遊びやすい設計になっています。
そのため、5chで指摘されているような「初心者や障がいのあるプレイヤーのための機能」という考え方自体は間違いではありません。
ただし、今回話題になったバイク追跡の挙動そのものが、これらのアクセシビリティ設定によって発生しているのか、それとも通常のゲームデザインとして失敗しにくく作られているのかは分けて考える必要があります。
QTEにも「押さなくても進む」との指摘
もう一つ議論になっているのがQTEです。
本作にはQTEを完全に自動化する設定が公式に用意されていますが、それとは別に、QTE Auto Completionを使用していない状態でも、一部のQTEでは入力を行わなくてもシーンが進行するとの検証が報告されています。
「この手の補助動画視聴で済ませられないようにどんな人でも遊べるように的な配慮なのかもだけどなかなか目立つな」
「QTEの猶予長くね?間違っても進むしオプションでオートコンプリートも出来るんだろ?入れる意味ある?これ
もうムービィでいいじゃん」
アクセシビリティとして「自動で成功させる」という選択肢を用意することと、通常プレイでも失敗がゲーム進行にほとんど影響しないことは別の問題です。
今回の議論が大きくなった理由も、この2つがプレイヤーから見て区別しづらかったことにありそうです。
GAME速AI分析
今回の話題は、単純な「アクセシビリティ機能は必要か不要か」という議論だけではありません。
『Marvel’s Wolverine』にはQTEの自動完了や移動・追跡を補助する機能が用意されており、これらを必要とするプレイヤーが自分で選択できることには大きな意味があります。操作能力や身体的条件にかかわらず、より多くの人がゲームを体験できるからです。
一方で興味深いのは、アクセシビリティ設定とは別に「プレイヤーが失敗しても演出を止めない」というゲームデザインがどこまで採用されているのかという点です。
映画的な演出を重視するゲームでは、プレイヤーが障害物に衝突するたびに追跡が終了したり、QTEに失敗するたびに同じシーンをやり直したりすると、物語や演出のテンポが崩れてしまいます。そのため、ゲーム側がある程度プレイヤーのミスを吸収する設計には合理性があります。
しかし補助が強くなりすぎれば、「自分の操作によって成功した」という感覚は薄くなります。アクションゲームにおける達成感は、成功だけではなく、失敗する可能性が存在することで生まれる側面もあります。
つまり今回の論点は「簡単なゲームか難しいゲームか」ではなく、プレイヤーの操作と映画的な演出のどちらを優先するかというゲームデザイン上の問題と言えます。
アクセシビリティとして補助を選択できることと、通常プレイにどこまでフェイルセーフを組み込むか。この2つを分けて考えることが、『Marvel’s Wolverine』をめぐる議論を見るうえで重要でしょう。
まとめ
『Marvel’s Wolverine』のバイク追跡やQTEをめぐり、「操作しなくても進めるのではないか」というプレイ映像が話題になっています。
本作にはQTE Auto CompletionやTraversal Assist、Chase Assistなど豊富なアクセシビリティ機能が実際に用意されており、幅広いプレイヤーが遊べるよう配慮されています。
その一方で、今回注目されたのは設定として選択するアシストだけではなく、通常のゲーム進行そのものがどこまでプレイヤーの失敗を許容する設計になっているのかという部分です。
映画的な体験を途切れさせないことと、自分で操作して成功する達成感。そのバランスをどこに置くのかは、今後の大作アクションゲームでも議論になりそうです。
管理人コメント
選択できる機能として用意されているなら、全然アリだと思います。アクションが苦手な人もいるし、それによって遊べる人が増えるのはいいことですよね。
ただ、ここまで自動で進めるようにするなら「もはやゲームである必要ある?」とはちょっと思ってしまいます。
上手く操作できなかったり、失敗してやり直したり、それを乗り越えたりするところまで含めてゲームの面白さだと思うので。どこまでプレイヤーを助けるのか、その線引きは難しいところですね。
情報元
Insomniac Games:Marvel’s Wolverine Accessibility



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