『ドラゴンクエスト』シリーズといえば、冒険や戦闘、そして個性的なキャラクターと並んで欠かせないのが音楽です。
シリーズを象徴する「序曲」をはじめ、フィールドを歩いた記憶がよみがえる曲、強敵との戦いを盛り上げる戦闘曲、物語の場面と強く結びついた曲など、長いシリーズだけに「一番好きな曲」をひとつだけ選ぶのは難しいところ。
2021年には5chでも「ドラクエシリーズで好きな曲」をテーマにした話題が盛り上がり、歴代作品からさまざまな曲が挙げられていました。
今回は当時の反応と、元記事で紹介されていた楽曲動画を残しながら、長年愛され続けるドラクエ音楽の魅力を振り返ります。
「一番なんて決められない」ドラクエの名曲
長い歴史を持つドラクエだけに、5chでは最初から「一曲には決められない」という声が出ていました。
「一番とか決められへん」
実際、シリーズにはフィールド、通常戦闘、ボス戦、街、城、ダンジョン、イベント、エンディングなど、それぞれの場面を象徴する楽曲があります。
どの作品を遊んだのか、そしてどの場面が思い出に残っているのかによって「一番好きな曲」が変わるのも、ドラクエ音楽の面白さです。
『DQ4』の「ジプシー・ダンス」
最初に挙がっていたのが、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』で使われた「ジプシー・ダンス」です。
「対バルザック戦で流れるジプシーダンス」
元記事では実際に曲を聴けるYouTube動画も紹介されていました。
『DQ4』では登場人物や場面によって異なる音楽が使われており、マーニャとミネアに結びついたこの曲も強い個性を持っています。
フィールド曲なら『冒険の旅』『勇者の故郷』
フィールド曲では、『ドラゴンクエストIII』の「冒険の旅」を推す声がありました。
「冒険の旅なんだよなぁ
異論は認めん」
さらに後の『DQ11』で再び耳にしたことで、過去のプレイ体験までよみがえったというユーザーもいます。
「これ
11でマップBGMがこれに変わった時まじで感動したわ」
一方、『DQ4』からは「勇者の故郷」を選ぶ声も。
「どうしても一番を決めろと言われたら
ワイも勇者の故郷かもしれん」
フィールド曲はゲーム中に何度も耳にするため、その作品で冒険した記憶そのものと結びつきやすい楽曲と言えそうです。
戦闘曲ならゾーマ戦の『勇者の挑戦』
戦闘曲では、『DQ3』の大魔王ゾーマとの決戦で流れる「勇者の挑戦」を挙げるユーザーもいました。
「無難に勇者の挑戦やろ」
長い冒険の末にたどり着いた強敵との戦闘で流れる音楽だけに、ゲーム中の緊張感や達成感まで一緒に記憶している人も多いでしょう。
隠れた名曲として挙がった『DQ7』
有名なフィールド曲やボス戦だけではなく、「隠れた名曲」として『ドラゴンクエストVII』の楽曲を推すレスもありました。
「隠れた名曲で
7の失われた世界」
こちらも元記事ではYouTube動画が紹介されています。
ドラクエには誰もが知っている代表曲だけでなく、特定の場所や場面で流れる曲を「自分だけの名曲」として覚えているプレイヤーも少なくありません。
『この道わが旅』などエンディング曲も忘れられない
『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』からは、エンディング曲「この道わが旅」を挙げる声もありました。
「Ⅱ この道我が旅」
長い冒険を終えたあとに聴いた曲だからこそ、単なるBGMではなく、そのゲームを最後まで遊んだ記憶と一緒に残っているのでしょう。
ほかにも「果てしなき世界」「戦火を交えて」「精霊の冠」など、元スレではシリーズをまたいで多くの楽曲が挙げられていました。
意外と名前が挙がらない「序曲」
そしてドラクエを代表する音楽といえば、やはりシリーズの「序曲」です。
ところが5chでは、あまりにもドラクエそのものを象徴する曲だからなのか、好きな曲を挙げる話題では意外と名前が出ないという指摘もありました。
「意外と序曲ってあがらんよな
みんなちゃんと聞いたことないんかな?」
これに対して、作品ごとの違いを楽しんでいるユーザーもいます。
「序曲は聞き比べるとクソ面白い。ワイは10のが一番好きかな」
「一番好きなBGM」と聞かれると別の曲を選んでも、「ドラクエを象徴する曲は?」と聞かれれば序曲を思い浮かべる人は多いはずです。
『DQ6』の楽曲を推す声も多数
元スレ後半では『DQ6』の街、フィールド、戦闘、城、オープニングなどを推す声も続きました。
元記事にはその流れの中でもう一本、YouTube動画が掲載されています。
同じ作品の中でも「フィールドが好き」「戦闘が好き」「城が好き」と意見が分かれるところを見ると、ドラクエ音楽の層の厚さが分かります。
GAME速AI分析
ドラクエの音楽が長い年月を経ても語られ続ける理由は、単純に楽曲として印象的だからというだけでは説明しきれません。
ゲーム音楽には、プレイヤーが操作した体験や物語上の出来事と音楽が同時に記憶されるという特徴があります。
「冒険の旅」を聴けばフィールドを歩いていた記憶がよみがえり、「勇者の挑戦」を聴けばゾーマとの決戦を思い出す。「勇者の故郷」や「この道わが旅」も、それぞれの物語を体験した記憶と強く結びついています。
ゲームではプレイヤー自身がキャラクターを操作し、同じ世界を何時間、場合によっては何十時間も冒険します。その間に繰り返し耳にした音楽が、場所や出来事を呼び起こす「記憶のスイッチ」になりやすいのです。
さらに『ドラゴンクエスト』は長期間続くシリーズだからこそ、過去作の楽曲が後の作品で使われたときにも特別な意味が生まれます。
『DQ11』で「冒険の旅」を聴いて感動したという5chの反応は、その典型です。新しい作品を遊んでいるはずなのに、音楽によって過去に遊んだドラクエの記憶まで呼び戻されます。
そして「序曲」はさらに特殊です。
特定のダンジョンやボスではなく、「ドラゴンクエストというシリーズそのもの」と結びついた音楽として長年使われてきました。
そのため、一番好きな曲として別の楽曲を選ぶ人でも、最初のファンファーレを聴いただけで「ドラクエが始まる」と感じられる。それほど強いシリーズのアイデンティティになっていると考えられます。
今回のように実際の音源を聴きながら振り返ると、曲名を読むだけでは思い出さなかったゲーム中の場面までよみがえる人もいるでしょう。ゲーム音楽の記事では、音そのものを確認できることにも大きな意味があります。
まとめ
5chで挙げられたドラクエの好きな曲を見ると、「冒険の旅」「勇者の故郷」「勇者の挑戦」「ジプシー・ダンス」「失われた世界」「この道わが旅」など、作品も使われる場面もさまざまでした。
そして面白いのは、曲名だけではなく「この場面で流れたときに感動した」とゲーム体験そのものを語る人がいることです。
長い歴史を持つドラクエだけに、どの曲が一番かという答えは、遊んだ作品や世代によっても変わるでしょう。
だからこそ「ドラクエで一番好きな曲は?」という話題は、何年経っても語れるテーマなのかもしれません。
管理人コメント
ドラクエで一番好きな曲と言われたら、私はやっぱりオープニングの「序曲」ですね。
あの曲が流れると「ドラクエが始まった!!」って感じがするんですよね。どの作品を遊ぶときでも、あのファンファーレを聞くと一気に冒険へ出る気分になります。
戦闘曲やフィールド曲にも好きなものはたくさんありますが、「ドラクエを象徴する曲は?」と聞かれたら、私の中ではやっぱり「序曲」です。
そして名曲とはちょっと違いますが、もうひとつ絶対に忘れられない“音”があります。
セーブデータが消えたときの、あの音です……(笑)。
「おきのどくですが ぼうけんのしょ○ばんは きえてしまいました。」
あれは本当にトラウマものでした(笑)。ゲームを起動してあの音が鳴った瞬間の絶望感は、今でも覚えています。
今はセーブデータの仕組みも変わって、現代の子どもたちはあの恐怖を体験することはほとんどないでしょうね。
「序曲」が「これから冒険が始まる音」だとしたら、あの音は「冒険が全部終わった音」でした(笑)。
そう考えると、ドラクエって音楽だけじゃなく、こういう短い効果音まで何十年経っても記憶に残っているんですよね。


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