2020年から2022年にかけて放送されたアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』。1990年代の名作漫画を原作の最後まで描いた再アニメ化として注目を集めました。
その『ダイの大冒険』をめぐり、元スクウェア・エニックスのプロデューサー・市村龍太郎氏が2025年8月に出演したReHacQのインタビューで、プロジェクトについて語った内容が大きな話題となりました。
一方、当時のアニメ監督からは視聴率や子どもの視聴者について好調だったとする発言もあり、ネット上では「結局、ダイの大冒険の再展開は成功だったのか?」と議論に。
さらにReHacQの動画はその後公開停止となり、2025年9月12日には市村氏本人が動画内の発言について謝罪しています。
『ダイの大冒険』再アニメ化をめぐって評価が分かれる
2020年版『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』は、2020年10月から2022年10月まで放送され、全100話で原作の物語を最後まで描きました。
旧記事で話題になっていたのは、アニメを中心とした『ダイの大冒険』の再展開が、特に若い世代へどこまで届いたのかという点です。
元記事では、アニメ監督・唐澤和也氏によるものとして、視聴率が前番組より好調だったことや、小学生の視聴者が多かったこと、ゲームや出版も想定以上だったとする発言が紹介されていました。
その一方で、市村龍太郎氏が2025年8月にReHacQへ出演した際には、『ダイの大冒険』を含むスクウェア・エニックス在籍時のプロジェクトについて内部事情を交えながら語り、ネット上で大きな反響を呼びました。
ReHacQ動画はその後公開停止、市村氏が謝罪
市村氏が出演したReHacQのインタビュー動画は2025年8月に公開されましたが、その後、公開停止となりました。
そして2025年9月12日、市村氏は「ReHacQの動画についてご報告とお詫び」と題した声明を公表。
声明では、動画内の発言にスクウェア・エニックス在職時に知り得た社内情報を含む内容があったとして、同社をはじめとする関係者に謝罪しています。
また、事実とは異なる誇張された内容や、スクウェア・エニックスが他社作品を模倣しているかのような誤解を与える内容が含まれていたことについても謝罪しました。
なお、ReHacQの動画が公開停止になった理由について、市村氏の声明ではReHacQ運営会社の判断によるものと説明されています。
そのため「スクウェア・エニックスから抗議を受けて削除された」などの経緯については確認できません。
また、市村氏が動画内で語った個々のエピソードのうち、どの部分が「事実とは異なる誇張された内容」に該当するのかも明示されていません。動画内の個別の数字や内部事情については、確定情報として扱うには注意が必要です。
ゲーム『インフィニティ ストラッシュ』は2023年に発売
『ダイの大冒険』はアニメだけではなく、ゲームを含めたプロジェクトとして展開されました。
家庭用ゲーム『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』は、2023年9月28日にPlayStation 5、PlayStation 4、Nintendo Switch、Xbox Series X|S、Microsoft Store向けに世界同時発売。Steam版は9月29日に発売されています。
ただしゲームで描かれる物語は原作の最後までではなく、「鬼岩城の戦い」までとなっています。
アニメが2022年10月に全100話で完結したのに対し、家庭用ゲームの発売は2023年9月。アニメ終了から約11か月後の発売となりました。
ネット上の反応
元記事に掲載されていた5ちゃんねるの反応を見ると、アニメそのものの評価だけでなく、若年層への訴求やゲームを含めたプロジェクト全体についてさまざまな意見が出ています。
ん? 関係者同士でも言ってること全然違うじゃん
これは要するに俺たちからは成功したかどうか全然わからんってことじゃないのか?
子供の間でのアニメの盛り上がりって分かりにくいから何ともな
5ちゃんみたいな所に居るでもないし
ゲーム売り上げに繋がらなかったのは確かだが
昔はドラクエが子供に大人気でさらにマンガも人気になってアニメ化されたんでしょ
今の子供にいきなり訳分らんアニメ見ろなんて無理じゃないの、今の子供にドラクエっていう言葉すら響かんだろ
今でもダイ自体は名作と思ってるよ。本音を言えばね。
ただなあ。スクエニの戦略が駄目過ぎると思うんだよ。
いや、ここ最近良かった試しがないんだが。アニメ化すりゃ当時のレベル5みたいに大人気になるってもんじゃないだろ。
そもそもドラクエ自体、子供に人気ないわけで
そのドラクエの漫画をアニメ化しても、子供に人気出る可能性は低いだろ
スクエニの出したお金が全然リターンとして帰ってこなかったんだろ
アニメ制作会社は評判良いって言ってもね
「全体として大赤字」ではなくてそっちだろうなと
「出版とクロスブレイドが好調で2年枠が決定した」と公式放送で言ってたし
1年で終了の可能性もあったから最初の1クールだけ超高速展開だし
引用元:5ちゃんねる
https://krsw.5ch.net/test/read.cgi/ghard/1761612912/
GAME速AI分析:作品の評価とプロジェクトの成否は分けて考える必要がある
今回の話で重要なのは、『ダイの大冒険』という作品そのものの評価と、再アニメ化を起点としたプロジェクト全体の成果は別の問題だという点でしょう。
2020年版アニメは全100話を放送し、原作の最後まで映像化しました。一方、家庭用ゲーム『インフィニティ ストラッシュ』はアニメ終了から約11か月後の2023年9月に発売され、ストーリーも鬼岩城の戦いまでとなっています。
ネット上の反応でも、「原作やアニメそのものは評価する」という意見と、「若年層への展開やゲームを含めた戦略には疑問がある」という意見が混在しています。
さらに2025年には元プロデューサーの市村氏によるインタビューが注目されたものの、その動画自体が公開停止となり、市村氏も後に社内情報や誇張された内容を含んでいたとして謝罪しました。
このため、市村氏の発言だけからプロジェクトの収支や成功・失敗を断定することはできません。
確認できる事実としては、アニメは原作完結まで全100話が制作され、その後ゲームも発売された一方、それぞれの展開時期やゲームの収録範囲などについて、当時のユーザーから疑問の声が出ていたというところまででしょう。
まとめ
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』は、約30年前の作品を2020年から改めてアニメ化し、原作完結まで全100話で描くという大規模な展開が行われました。
その一方で、ゲームを含めたプロジェクト全体についてはさまざまな評価があり、2025年には元プロデューサー・市村龍太郎氏の発言によって再び注目を集めました。
しかし、そのインタビュー動画は後に公開停止。市村氏自身も2025年9月12日に、社内情報や事実とは異なる誇張された内容などが含まれていたとして謝罪しています。
したがって、当時語られた内部事情や具体的な数字については慎重に扱う必要があります。
名作を現代に復活させることと、それを新しい世代へ届け、アニメ・ゲーム・商品展開を一つのプロジェクトとして成功させることは、また別の難しさがあるのかもしれません。
管理人コメント
動画が削除されて、その後に謝罪までしているのを見ると、「スクエニに怒られたのかな?」とはちょっと思ってしまいますねw
もちろんこれは完全に私の邪推ですが、会社を辞めた後に内部事情まで含めていろいろ話してしまったことで、「そこまで暴露するなよ」という話になったのかな、と。
ただ、『ダイの大冒険』の再展開自体がうまくいったかというと、個人的には失敗だったと思っています。
原作を知っている世代からすると声優陣が変わったことに引っかかった人もいましたし、ゲーム展開についても「なぜこのタイミング?」という印象がありました。
『ダイの大冒険』という作品そのものは、間違いなくジャンプ史に残る名作だと思います。
だからこそ、せっかく名作をもう一度掘り起こすのであれば、アニメ、ゲーム、商品展開などをもっと噛み合わせて展開してほしかった。作品が悪かったというより、再展開の仕方がいろいろとちぐはぐだった、という印象ですね。
情報元
スクウェア・エニックス:『インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険』2023年9月28日世界同時発売



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