2026年の国内ゲーム市場を巡り、5ちゃんねるでPS5向けソフトの販売本数が話題になっています。
スレッドでは『バイオハザード レクイエム』『ドラゴンクエストVII Reimagined』『鬼武者 Way of the Sword』などの国内PS5パッケージ版とみられる販売本数が並べられ、「ミリオンどころかハーフミリオンにも届かない」と厳しい声が上がりました。
さらにカプコンをはじめとした大手メーカーがNintendo Switch 2を含むマルチプラットフォーム展開を広げていることから、「今後サードパーティはどう動くのか」という議論にも発展しています。
ただし、現在はダウンロード版の比率も高く、国内パッケージ版だけでPS5市場全体を判断することはできません。
では、この数字をどう見るべきなのでしょうか。
5chで話題になったPS5ソフトの販売本数
今回のスレッドでは、2026年に発売されたPS5タイトルの国内販売本数として、次のような数字が投稿されました。
「2026年のPS5ソフト売上トップ5 1位 207,836本 バイオハザード レクイエム 2位 145,732本 ドラゴンクエストVII R 3位 96,184本 鬼武者 Way of the Sword 4位 71,698本 龍が如く 極3 5位 68,664本 プラグマタ もう今年も残り3ヶ月でこの体たらく 終わりだよこのハード」
こうした数字を見て、PS5では国内で大ヒットと呼べるパッケージタイトルが生まれにくくなっているのではないか、という声が上がっています。
「ミリオンどころかハーフミリオンすら無料同梱ワイルズ1本だけという事実」
ただし、ここで注意したいのが「何の数字を比較しているのか」です。
掲示板で挙げられている数字は国内PS5版の販売本数を中心としたものであり、世界販売やPC・Xboxなど他機種版を合算したタイトル全体の販売本数とは別の数字です。
『鬼武者』は世界では発売初日に100万本突破
その違いが分かりやすい例が『鬼武者 Way of the Sword』です。
スレッドではPS5版の数字として96,184本が挙げられていますが、カプコンは2026年9月7日、本作が発売初日に全世界で100万本を突破したと発表しています。
つまり、「国内PS5パッケージ版が10万本に届いていない」という話と、「ゲーム自体が売れていない」という話は同じではありません。
現在の大型タイトルはPS5だけでなく、PCやXbox、Nintendo Switch 2など複数のプラットフォームへ展開されるケースが増えています。
一つのハードの国内パッケージ販売だけを見て、そのタイトル全体の成功や失敗まで判断することは難しくなっています。
そもそもダウンロード版を無視できない
もう一つ大きいのが、ゲーム販売のデジタル化です。
ソニーが公開している2025年度第3四半期の補足資料では、PS4・PS5を合わせたフルゲームソフトのデジタルダウンロード比率は76%となっています。
これは世界全体、PS4・PS5合算の数字なので、そのまま「日本のPS5も76%」という意味ではありません。
それでも、現在のPlayStation市場をパッケージ販売本数だけで評価できないことを示す材料にはなります。
パッケージ版の販売本数は国内市場を見るうえで分かりやすい指標ですが、現在では市場全体の一部分を切り取った数字として扱う必要があります。
一方でSwitch 2への展開は実際に拡大
5ちゃんねるでは、PS5ソフトの数字と合わせてサードパーティのNintendo Switch 2展開についても話題になっています。
「カプコンは全タイトルswitch2にも出す方針に転換したんで ついでにスクエニもな」
ただし、カプコンが「全タイトルをSwitch 2へ発売する」と発表した事実は確認できません。
一方で、Switch 2への主力タイトル展開を拡大していること自体は事実です。
カプコンは2026年9月、『モンスターハンターワイルズ』Switch 2版を12月4日に発売すると発表。
さらに『バイオハザード RE:2』『RE:3』『RE:4』のSwitch 2版も投入し、同社は「各プラットフォームへの主力タイトルの展開を推進する」と説明しています。
これは「PS5からSwitch 2へ移る」という単純な話ではなく、対応可能なプラットフォームを増やして販売機会を広げるマルチプラットフォーム戦略と見る方が正確でしょう。
「PC版があるならPS5版は劣化」という議論も
性能面については、Switch 2版との比較からこんな意見も出ています。
「劣化とか言ったらPS5に出るのも全部PCの劣化なんですけど」
同じゲームでも、PC、PS5、Xbox Series X|S、Switch 2では性能や価格、携帯性、手軽さなどそれぞれ異なる特徴があります。
最高性能だけを基準にすれば高性能PCが有利になるタイトルもありますが、実際のユーザーがハードを選ぶ理由は性能だけではありません。
スレッドでは、その点を非常にシンプルに表現した書き込みもありました。
「人間ってのは、よほど拘りがなければ手持ちのハードに出てる方を買うもんだ」
メーカー側からすれば、複数のハードに対応することで、すでにそれぞれのハードを所有しているユーザーへゲームを販売できるメリットがあります。
Switch市場の長寿ぶりにも驚きの声
一方、スレッドでは初代Nintendo Switchが長期間市場に残ったことにも触れられています。
「10年目目前の今年2月まで2.8万台売れてた怪物ハードやぞ 今のSwitch2と同じだけ売れてたんや」
現在はすでにNintendo Switch 2が発売されており、初代Switchから新世代への移行が進んでいます。
それでも旧Switchが長期間にわたって販売を続けたことは、サードパーティにとって任天堂プラットフォームを無視しにくい理由の一つと考えられます。
「Switch2はここらが底か ズルズル下がり続けんで良かった Switchと足して3万超えてるし」
今後はSwitch 2の普及がさらに進んだ場合、PS5・Xbox・PCを中心に展開してきた大型タイトルがどこまでSwitch 2とのマルチ展開を増やしていくのかも注目されます。
PS5の価格は国内市場に影響している?
国内PS5市場を考えるうえでは、ソフトだけでなくハードを取り巻く環境も無視できません。
PS5は発売初期に世界的な半導体不足などを背景とした供給不足が続き、日本でも入手困難な時期が長く続きました。
その後は価格改定も行われ、発売当初と現在ではユーザーが本体を購入するための負担も変化しています。
さらにゲーム環境を整える場合、本体だけでなくコントローラーなどの周辺機器にも費用がかかります。
ただし、こうした供給不足や価格変化が現在の国内PS5ソフト販売へ具体的にどの程度影響しているのかを示すデータは限られています。
「転売や値上げがあったからソフトが売れない」と単純に因果関係を断定するのではなく、国内市場を考える際の一つの要素として見る必要があります。
GAME速AI分析
今回の議論で最も注意したいのは、「国内PS5パッケージ販売本数」「PS5全体のソフト販売」「タイトルそのものの世界販売」という異なる数字が混同されやすいことです。
国内パッケージ販売は、日本でどのタイトルが店頭を中心に売れているのかを見るうえでは有用な指標です。
しかし現在はダウンロード販売が大きな割合を占め、さらに大型タイトルではPCやXboxなどとのマルチプラットフォーム化も一般的になっています。
そのため、国内PS5パッケージ版が10万本だったとしても、それだけではPS5版全体の販売本数も、タイトル全体の販売本数も分かりません。
一方で、パッケージ市場の数字に意味がないわけでもありません。
国内で特定ハード向けパッケージがどの程度動いているかは、そのハードのユーザー構成や購買行動を見る材料の一つになります。
また、カプコンがSwitch 2を含むマルチプラットフォーム戦略を進めていることからも、メーカーが一つのハードへユーザーを集めるより、複数のプラットフォームへ商品を届けて販売機会を最大化する方向へ動いていることが分かります。
この変化では「どのハードが勝つか」以上に、「一つのゲームをどれだけ多くのユーザーへ届けられるか」がサードパーティにとって重要になっていく可能性があります。
PS5の国内市場について評価するなら、パッケージ販売本数だけでなく、ダウンロード販売、本体普及状況、ソフトへの支出、マルチプラットフォーム化などを合わせて見る必要があるでしょう。
まとめ
5ちゃんねるでは、2026年の国内PS5向けソフト販売本数を巡って「ハーフミリオンにも届かない」と厳しい意見が出ています。
確かに国内パッケージ版だけを見ると、大型タイトルでも数十万本規模にとどまっているケースがあります。
しかし現在のPlayStation市場ではダウンロード販売の割合が大きく、さらに多くのタイトルがPCやXboxなどでも販売されています。
実際、『鬼武者 Way of the Sword』のように国内PS5パッケージ版の数字と、全世界・全対応プラットフォームを含めた販売実績で大きな差が出るタイトルもあります。
さらにNintendo Switch 2の登場によって、カプコンなど大手サードパーティのマルチプラットフォーム展開は広がりつつあります。
PS5の国内パッケージ販売本数は一つの重要な数字ですが、それだけで現在のゲーム市場全体を判断するのは難しい時代になっているようです。
管理人コメント
PS5は、やっぱり本体価格の高さがソフトの売れ方にも影響しているんじゃないかと思います。
個人的には発売初期に転売が酷くて、欲しくても普通に買えない時期が続いたのがかなり痛かった印象です。そのうち普通に買えるようになったと思ったら今度は値上げ……という流れで、買うタイミングを逃した人も結構いるんじゃないでしょうか。
さらにコントローラーなどの周辺機器も高いので、今からPS5一式を揃えようとすると結構な金額になります。
国内パッケージ版の販売本数だけで「PS5ではソフトが売れない」と決めつけることはできないと思いますが、本体を普及させたい時期に「手に入らない」、その後は「高い」となってしまったことは、今の国内市場にも少なからず影響しているんじゃないかなと思います。



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