フランスで「ドラゴンボール」のテーマパークが建設される――そんなニュースが世界的に報じられました。
報道では、フランスとサウジアラビアによる大規模なテーマパーク開発計画の一環として、パリ近郊に「ドラゴンボール」をテーマにした施設が建設されると伝えられていました。
ところがその後、東映アニメーションが公式声明を発表。
フランスで報じられている「ドラゴンボール」テーマパークについて、東映アニメーションおよび権利元関係各社は「一切のライセンス許諾を行っていない」と明らかにしました。
フランスで「ドラゴンボールパーク」建設との報道
2026年8月、フランスとサウジアラビアによる約60億ユーロ規模の大型テーマパーク開発計画が報じられました。
計画地として報じられたのは、パリ北西部に位置するセルジー=ポントワーズ周辺。
その中で「ドラゴンボール」をテーマにした施設が建設されるという情報が広まり、日本国内でも大きな話題となりました。
世界的な人気を誇るドラゴンボールだけに、本当に実現すれば非常に大きなプロジェクトです。
しかし、このニュースには大きな問題がありました。
東映アニメーション「一切のライセンス許諾を行っていない」
2026年8月31日、東映アニメーションは「フランスにおける『ドラゴンボール』テーマパーク建設報道に関する当社の見解」と題した公式声明を発表しました。
その中で、東映アニメーションならびに権利元関係各社は、報道されている案件について一切のライセンス許諾を行っていないと説明しています。
さらに東映アニメーションとして、この案件について把握している事実もないとしています。
つまり、「フランスにドラゴンボールのテーマパークができる」と報じられていた一方で、少なくとも東映アニメーションおよび権利元関係各社から正式なライセンス許諾は出ていなかったことになります。
報道で使われた画像はサウジアラビアの別プロジェクト
さらに東映アニメーションは、一部報道で使用されていたテーマパークのコンセプト画像や映像についても説明しています。
これらはフランスで計画されている施設のものではありません。
2024年3月に東映アニメーションとQiddiya Investment Companyが共同発表した、サウジアラビアの「キディヤ・シティ」に建設予定のドラゴンボールテーマパークのために公開された素材です。
こちらは東映アニメーションが正式に発表しているプロジェクトで、50万平方メートルを超える敷地に7つのエリア、30以上のアトラクションなどが計画されています。
東映アニメーションは、これらの画像や映像についてフランスの報道とは一切関係がないと明確にしています。
ネット上では困惑する声
一連の報道と東映アニメーションの声明を受け、ネット上では驚きや困惑の声が相次ぎました。
「ドラゴンボールのテーマパークなのに権利元が知らないってどういうこと?」
「許可を取る前に話だけ大きくなったのか?」
「これだけ大きなIPなら権利関係を先に固めるべきでは」
「サウジの正式なテーマパークと混同されたんじゃないの?」
など、ライセンスの扱いや情報が広まった経緯を疑問視する反応が目立ちました。
一方で、フランス・サウジアラビア間の大型テーマパーク開発構想そのものと、「ドラゴンボール」のライセンスが正式に許諾されているかどうかは分けて考える必要があります。
GAME速AI分析
◆ 今回のポイント
今回のニュースで特に重要なのは、「テーマパークの開発計画」と「ドラゴンボールを使用するためのライセンス」は別の話だという点です。
大規模なテーマパーク計画そのものが存在していたとしても、それだけで特定の作品やキャラクターを自由に使用できるわけではありません。
◆ なぜここまで大きなニュースになったのか
背景のひとつとして考えられるのが、サウジアラビアですでに正式な「ドラゴンボール」テーマパーク計画が進んでいることです。
サウジアラビアのキディヤ・シティでは、東映アニメーションとQiddiya Investment Companyによる正式なプロジェクトが2024年に発表されています。
そのため「サウジアラビア」「大型テーマパーク」「ドラゴンボール」という組み合わせ自体には実在する前例があり、今回のフランスでの情報も現実味のある話として受け取られやすかった可能性があります。
◆ サウジで許可されていてもフランスでは別問題
ただし、サウジアラビアでドラゴンボールを使用したテーマパークを展開していることと、フランスでも同じIPを使用できることは別問題です。
世界的なIPをテーマパーク化する場合、キャラクターや名称だけでなく、施設のデザイン、商品、宣伝、作品世界の表現など、さまざまな部分で権利元との調整や監修が必要になります。
特にドラゴンボールほど巨大なIPになれば、ブランド価値を守るためにも正式なライセンス契約と権利元による監修は非常に重要になります。
◆ 今後どうなる?
現時点では、東映アニメーションがフランスの案件についてライセンス許諾を行っていないことを公式に表明しています。
そのため、今後この計画が正式なドラゴンボールテーマパークとして進むのか、別のテーマを採用するのか、あるいは計画自体が変更されるのかはまだ分かりません。
今後の判断材料になるのは、報道ではなく東映アニメーションや権利元、そしてプロジェクト関係者から正式な発表が出るかどうかでしょう。
まとめ
フランスで「ドラゴンボール」のテーマパークが建設されるとの報道が広まりましたが、東映アニメーションは2026年8月31日、同社および権利元関係各社が一切のライセンス許諾を行っていないと公式に表明しました。
さらに、一部報道で使われていたコンセプト画像や映像についても、フランスの計画とは無関係で、サウジアラビアのキディヤ・シティで正式に進められている別のドラゴンボールテーマパークの素材だと説明しています。
フランスでの大型テーマパーク開発構想そのものと、ドラゴンボールの正式なテーマパーク化は分けて考える必要があります。
今後、本当にドラゴンボールのライセンスを取得して計画が進むのかどうか、まずは権利元や関係各社からの正式な発表を待ちたいところです。
管理人コメント
今回の件は、かなり失礼な話だと思います。
そもそも最初に「フランスにドラゴンボールのテーマパークができる」というニュースを見たときから、個人的にはちょっと怪しいと思っていました。
というのも、これだけ大きなプロジェクトなのに「公式発表があって、それをニュースサイトが報じた」という順番に見えなかったんですよね。
ドラゴンボールほどの世界的IPを使ったテーマパークなら、普通は権利元から正式な発表があってもおかしくないはずです。
結果として東映アニメーションから「ライセンス許諾を行っていない」という声明まで出ることになったわけで、権利元からすればかなり失礼な話だったんじゃないかと思います。
計画そのものが今後どうなるのかは分かりませんが、ドラゴンボールの名前を使うのであれば、まず権利元ときちんと話を通したうえで正式に発表してほしいですね。
情報元
東映アニメーション株式会社
フランスにおける『ドラゴンボール』テーマパーク建設報道に関する当社の見解
東映アニメーション株式会社
世界初となる『ドラゴンボール』テーマパーク建設へ!



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